【株式市場】日経平均は186円安、半導体株など後場も軟調で2日続落、TOPIXは小幅高で小反発

◆日経平均は3万2304円25銭(186円27銭安)、TOPIXは2262.20ポイント(1.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億9119万株

 7月21日(金)後場の東京株式市場は、富士通<6702>(東証プライム)とパナソニックHD<6752>(東証プライム)が一段ジリ高となり、共通点は保有していたソシオネクスト株式を売却したこととされたが買い材料としての広がりには欠ける様子。四半期好決算のニデック<6594>(東証プライム)や2日前に発表したクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>(東証プライム)は一段ジリ高となり好業績株を選別買いする様子。個別物色の展開になった。日経平均は取引開始後に本日の高値となる3万2462円44銭(28円08銭安)まで持ち直したが、半導体関連株などが前場に続いて安く、大引けにかけては再び下げ幅を広げ2日続落となった。一方、TPIXは小高い位置で値を保ち小反発。

 後場は、ドバイ原油が高いとされて石油資源開発<1662>(東証プライム)が一段と強含み、JR各社の中ではJR東海<9022>(東証プライム)が新幹線の乗車率回復など好感され高い。エスエルディー<3223>(東証スタンダード)は再三ストップ高で売買され四半期好決算と業績予想の増額など好感した急伸相場が第2幕に入った形で一段高。クラウディアホールディングス<3607>(東証スタンダード)は8月決算の再上振れの可能性など言われ一段と上げ高値を更新。パルマ<3461>(東証グロース)は6月の月次動向が好感されて急伸し一時ストップ高。リンクバル<6046>(東証グロース)はAIを活用したイベント情報集約に注目集まり一段高。

 21日新規上場となったナレルグループ<9163>(東証グロース)は、午前9時10分に2540円(公開価格は2690円)で初値をつけ、前場は公開価格と同じ2690円まで上値を追う場面を見せたが、後場は売買交錯となり大引けは2619円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億9119万株(前引けは6億2025万株)、売買代金は3兆1288億円(同1兆6933億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は755(前引けは895)銘柄、値下がり銘柄数は988(同840)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、電力ガス、パルプ紙、医薬品、空運、保険、建設、精密機器、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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