【株式市場】日経平均は97円安だが大手商社、非鉄、海運など高くTOPIXは小高い

◆日経平均は3万2605円97銭(94円97銭安)、TOPIXは2282.98ポイント(1.8ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億5784万株

 7月25日(火)前場の東京株式市場は、中国が内需拡大策を行うと伝えられたことを受け、中国景気に敏感とされる安川電機<6506>(東証プライム)などが上げ、円安も加わり自動車、海運株もしっかりとなった。このところのNY原油高を受けてINPEX<1605>(東証プライム)などの資源エネ株も堅調に推移し、伊藤忠商事<8001>(東証プライム)などの大手商社株も堅調。証券株も高い。ただ、日経平均は値がさ半導体関連株の影響が大きく、朝方の14円62銭高(3万2715円56銭)を上値にダレ模様となり、午前10時前には139円85銭安(3万2561円09銭)まで下げた。以後は持ち直したが前引けも下げ幅90円台で前日比反落模様となった。

 ウェルビー<6556>(東証プライム)が東証プライムの値上がり率1位となり月次動向の発表開始など好感。Genky DrugStores<9267>(東証プライム)は今期業績などへの期待が再燃の様子で再び急伸し一段高。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は一時ストップ高の急伸となり匿名組合のファンド組成を発表し新規事業資金への途など好感。ツナググループ・ホールディングス<6551>(東証スタンダード)はスポットワークの求人倍率が6か月ぶりに前年同月比を上回ったとの発表など好感され出直り拡大。LeTech<3497>(東証グロース)は初配当と業績予想など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5784万株、売買代金は1兆5842億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1033銘柄、値下がり銘柄数は727銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、非鉄金属、証券商品先物、海運、銀行、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る