アーバネットコーポは6月決算好調で高値を更新、今期の売上高は23%増を見込む

■首都圏マンション、好立地物件を中心に価格上昇が継続

 アーバネットコーポレーション<3242>(東証スタンダード)は8月4日、急反発となり、取引開始後に10%高の362円(32円高)まで上げて約2か月ぶりに年初来の高値を更新し、午前11時にかけても350円前後で売買されて出来高が急増している。3日の15時に発表した2023年6月期の連結決算が売上高3.4%増、営業利益9.3%増となるなど堅調で、22年8月に開示した業績予想を上回って着地。今期の予想は売上高を23.4%増とするなどで期待が強まった。

 東京23区、駅徒歩10分圏内での投資用ワンルームマンション開発し1棟販売という独自のビジネスモデルを主軸とする。23年6月期は、首都圏の分譲ファミリーマンションが強い需要により好立地物件を中心に価格上昇が継続し、堅調に推移した。販売先の多角化に努めるとともにプロジェクトごとの綿密な販売戦略を遂行した結果、売上総利益率を19.9%まで高めることができた。都心不動産の用地購入は困難な状況が続くが、「都市開発部」に加え「有効活用課」を中心に、将来の開発用地取得に向け体制を整備して臨んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る