アステラス製薬はV字急反発で始まる、加齢黄斑変性の治療薬米国で承認

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■業績への影響を「軽微」ではなく「精査中」としたため期待強い

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は8月7日、買い気配の後6%高の2107.5円(116.5円高)で始まり、4取引日ぶりに2100円台を回復、V字急反発の始まりとなっている。同日朝8時、「地図状萎縮(Geographic Atrophy:GA)」を伴う加齢黄斑変性の治療薬として開発中の『IZERVAY』硝子体内注射液について、米国食品医薬品局(FDA)から8月4日(現地時間)に承認を取得したと発表、注目が集まっている。これによる通期(2024年3月期)連結業績への影響は精査中とした。

 発表によると、GAは、米国で約150万人に影響を及ぼしている。しかし、米国でGAを患っている人の約75%は未診断と考えられているとした。新薬の承認に関する発表では、「(今期の)業績への影響は軽微」などとするケースが少なくないが、この発表では「精査中」としたため、24年3月期の業績に寄与してくる期待をもたせる可能性がありそうだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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