【株式市場】日経平均は2円安、好決算株など買われ朝方の362円安から回復、TOPIXは堅調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2190円31銭(2円44銭安)、TOPIXは2281.45ポイント(6.82ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億1956万株

 8月7日(月)前場の東京株式市場は、NYダウの3日続落、為替の円高などを受けて好決算銘柄や材料株が選別買いされ、4~6月決算が好調だったニップン<2001>(東証プライム)やニッスイ<1332>(東証プライム)が一気に高値を更新し、富山第一銀行<7184>(東証プライム)は業績予想の増額修正もあり急伸。日本シイエムケイ<6958>(東証プライム)は減益だが大幅な為替差益など材料視されストップ高。INPEX<1605>(東証プライム)はNY原油高など受け高値更新。日経平均は取引開始直後の362円52銭安(3万1830円23銭)から時間とともに持ち直し、前引けは2円安にとどまった。TOPIX(東証株価指数)は高い。

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)が急反発となり朝発表の米国での新薬承認など好感。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は7月下旬に四半期決算を材料視して急伸した後の調整が移動平均の位置まで進展とされて買い直された様子で急反発。内海造船<7018>(東証スタンダード)はストップ高となり四半期決算の発表翌日から4日連続大幅高。ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高。アクアライン<6173>(東証グロース)は急反発のストップ高となり7月14日の発表後値上がりした日が一日しかない続落模様とあって自律反騰の見方。BASE<4477>(東証グロース)は第2四半期決算の大幅改善など好感され2日連続急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億1956万株、売買代金は1兆7149億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1197銘柄、値下がり銘柄数は577銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、水産農林、鉱業、石油石炭、医薬品、精密機器、不動産、ゴム製品、鉄鋼、保険、化学、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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