王子HDは再び買い優勢、7日の四半期決算発表後は波乱含みだったが上値を指向

■営業利益は39%増、経常利益は12%減、為替差益等が減少

 王子HD(王子ホールディングス)<3861>(東証プライム)は8月8日、反発基調で始まり、取引開始後は572.4円(16.0円高)まで上げ、昨7日午後につけた年初来の高値577.0円に向けて再び上値を指向している。7日の13時に第1四半期連結決算(2023年4~6月)を発表し、営業利益は39%増、経常利益は12%減だったためか、発表直後に年初来の高値をつけた後3%安の544.2円まで値を消し、大引けは556.4円(6.0円安)と波乱含みになったが、8日になって再び買い優勢の相場になっている。

 第1四半期の連結営業利益は価格修正やコストダウン等の取り組みにより、前年同四半期を62億円(39.8%)上回る218億円となった。一方、経常利益は、外貨建債権債務の評価替えによる為替差益等の減少により、前年同四半期を40億円(12.3%)下回る289億円となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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