神戸製鋼所は一段高で始まる、業績・配当予想の増額修正など好感、8年ぶりの高値圏に進む

■利益還元を充実、配当性向を30%程度に拡大

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は8月9日、買い気配で始まり、取引開始後は1821.5円(239.5円高)まで上げて5日ぶりに高値を更新し、2015年8月以来の1800円台に進んでいる。8日の15時半に第1四半期連結決算(2023年4~6月)を発表し、第2四半期、3月通期予想の増額修正、増配も発表し、好感買いが先行している。

 配当については、これまで純利益(連結)の15%から25%程度を目安としてきた配当性向について、利益還元の更なる充実のため、今期から同30%程度に拡大するとし、未定だった配当額を中間配当は1株45円(前年同期比30円の増配)、期末配当も同45円(同20円の増配)とした。

 第1四半期の連結業績は、前年同期比で売上高が10%増、営業利益が4.2倍などと大幅に拡大した。3月通期の連結営業利益の予想は従来予想を10%上回る1650億円の見込み(前期比91%増)に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る