【株式市場】日経平均は140円安、銀行・保険など強く後場は次第に下げ幅縮める

◆日経平均は3万1626円00銭(140円82銭安)、TOPIXは2253.06ポイント(7.78ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億7326万株。

 8月17日(木)後場の東京株式市場は、米株価指数先物が昼の時間帯から強含んできたとされ、ソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)などが一段と値を戻して小高くなり、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も次第に堅調となった。前場3%安近くまで下げた川崎汽船<9107>(東証プライム)も大引けは0.7%安など持ち直す銘柄が増えた。日経平均は前引けの287円安から次第に戻し、13時頃には下げ幅60円台まで持ち直し、大引けは2日続落だが下げ幅100円台にとどまった。

 後場は、河西工業<7256>(東証プライム)が一段と上げて4日連続大幅高となり、急激な収益回復傾向などを連日評価。アニコム ホールディングス<8715>(東証プライム)は中盤から再びジリ高となり決算説明会の質疑応答要旨公開や証券会社による投資判断など好感。TOBの三栄建築設計<3228>(東証プライム)は前場急伸したまま高値圏で売買継続。アトラグループ<6029>(東証スタンダード)はメディアシークとの新たな事業に期待集まり急伸。フジタコーポレーション<3370>(東証スタンダード)は固定資産譲渡益など好感されて急伸した相場が大引けにかけて再燃しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億7326万株(前引けは7億1728万株)、売買代金は3兆2977億円(同1兆7339億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は561(前引けは250)銘柄、値下がり銘柄数は1214(同1534)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、銀行、保険、ゴム製品、金属製品、証券商品先物、不動産、輸送用機器、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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