【株式市場】円安の割に自動車株など重くTOPIXは軟調だが日経平均は一時100円高

株式

◆日経平均は2万2403円90銭(41円35銭高)、TOPIXは1697.28ポイント(1.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり5億3268万株

チャート6 23日(木)前場の東京株式市場は、米国の利上げを巡る予想が再燃しドル高・円安になった割にトヨタ自動車<7203>(東1)などの自動車株が安く始まり、日経平均は58円高で始まった後、10時頃までは小高い程度で一進一退となった。ただ、日経平均への寄与度の大きいファーストリテイリング<9953>(東1)が海外展開拡大報道などを受けて強く、日経平均は11時にかけて100円48銭高(2万2463円03銭)まで上げた。「米国が東部時間23日午前0時1分(日本時間午後1時1分)に中国製品に対する制裁関税を発動」(日経QUICKニュース)ト伝えられ、前引けは41円35銭高(2万2403円90銭)となった。東証2部指数は安い。半面、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 ネットマーケティング<6175>(東2)が6月決算の2ケタ増益と今期の増益率の一段拡大見通しなどを再評価とされて続伸し、ゼネラル・オイスター<3224>(東マ)は長期保有株主への優待拡充が材料視されてストップ高。ハリマビステム<9780>(JQS)はPFI事業の小学校や中高一貫校の校舎など多くの教育施設で実績があり、「文科省概算要求、施設整備費3.5倍に」(日本経済新聞8月23日付朝刊)との報道が材料視されて活況高。

 東証1部の出来高概算は5億3268万株。売買代金は8407億円。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1245銘柄、値下がり銘柄数は737銘柄となった。(HC)

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