日鉄鉱業は配当予想の修正(増配)など好感され急反発、還元方針を一新し基準となる配当性向を引き上げ

■中間・期末配当とも各々従来予想比16円増の66円に

 日鉄鉱業<1515>(東証プライム)は8月28日、急反発で始まった後も次第高となり、午前9時50分にかけて7%高の4925円(330円高)まで上げて大きく出直っている。前取引日の8月25日15時に株主還元方針の変更と配当予想の修正(増配)を発表し、好感されている。これに基づき、9月中間配当、3月期末配当とも1株につき各々従来予想比16円増の66円の予定とした。

 発表によると、連結配当性向をこれまでの30%メドから40%をメドとして2023年度より実施するものとし、また、年度末時点のPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の場合には、『時価換算DOE』(株主資本配当率、※1)3%を配当下限値とし、年度末時点のPBRが1倍以上の場合には『DOE』(※2)3%を配当下限値とする。

(※1)時価換算DOE:1株当たりの年間配当金÷年間平均株価(日毎終値の単純平均)
(※2)DOE:1株当たりの年間配当金÷1株当たりの年度末連結純資産額(非支配株主持分除く)(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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