焼津水産が再び急伸、TOBの最中に旧村上ファンド系会社の保有判明と伝わり材料含みに

■8月7日から9月19日までJ-STAR社系列がTOB、1株1137円

 焼津水産(焼津水産化学工業)<2812>(東証スタンダード)は9月6日、再び一段高となり、取引開始後は15%高の1309円(167円高)まで上げて約1か月ぶりに高値を更新し、2018年3月以来の1300円台に進んでいる。「旧村上ファンド系、焼津水産株を大量保有、TOB期間中に取得」(ロイターニュース9月5日夕方)と伝えられ、注目が強まった。旧村上ファンド系の南青山不動産(東京都渋谷区)が8月29日現在で5.96%を保有していることが判明したという。

 焼津水産株には、プライベートエクイティ投資会社J-STAR株式会社(東京都千代田区)系のTOB(公開買付)目的会社が2023年8月7日から同年9月19日までTOBを実施しており、焼津水産側も賛同の意と応募の推奨を発表済み。TOB価格は1株1137円。旧村上ファンド系会社の意向が、単にTOBに乗るだけなのか、今後も買い増してTOBに対抗するのか注視されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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