鈴与シンワートは「デジタル給与、来春にも」など買い材料とみられが2日連続ストップ高

■国際規格を取得した「電子給与明細」など提供し需要急増の思惑

 鈴与シンワート<9360>(東証スタンダード)は9月13日、2日連続ストップ高となり、朝の取引開始後まもなく2140円(400円高)で売買され、そのまま後場も買い気配を続けている。クラウドセキュリティ認証の国際規格『ISO/IEC27017』を取得した「S-PAYCIAL with電子給与明細」などを提供しており、「デジタル給与、来春にも、政府最終調整」(日本経済新聞9月11日付朝刊)と伝えられるなど、直近、電子給与に現実味が増してきたことを受け、投機資金の流入が強まったとみられている。2000円台は2021年9月22日以来約1年ぶりになる。

 報道によると、労働基準法は賃金の現金払いを原則とし、銀行・証券総合口座への振り込みも認めているが、これを年内に改正し、決済アプリへの入金も認める。23年4月以降に施行する見通し。「PayPay」「楽天ペイ」といったスマートフォン決済アプリ口座に入金できるようになり、銀行口座を持つハードルが高い労働者らの活用も想定するという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る