デジタルガレージは安値圏から出直る、発行株数の4.64%規模で自社株買い、累進配当なども好感

■事業の進捗を踏まえ積極的な株主還元

 デジタルガレージ<4819>(東証プライム)は6月21日、続伸基調となり、取引開始後に8%高の2479円(178円高)まで上げている。20日の午後に発行済株式総数の4.64%規模の220万株を上限とする自社株買い(自己株式の取得)を発表し、好感買いが先行。年初来の安値圏から出直りを続けている。発表では「5年間で総額100億円以上の配当実施を掲げている」ことも付言した。

 同社は2024年3月期を初年度とする中期経営計画で、安定した利益成長が見込まれる事業等から創出されるキャッシュフローを原資として、継続した増配を行う「累進配当」を普通配当における基本方針とし、5年間で総額100億円以上の配当実施を掲げている。加えて、投資・インキュベーション領域における成果である投資事業収入の一部についても、機動的な株主還元に充当することとしている。事業の進捗状況を踏まえた積極的な株主還元を実施するため、自己株式の取得(自社株買い)を行うとした。

 自社株買いの上限株数は220万株(自己株式を除く発行済株式総数の4.64%)、上限金額は40億円、取得期間は24年6月24日から25年1月31日までの予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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