ニーズウェルは大手物流サービス会社から倉庫管理システム「SmartWMS」の機能追加を受注

■物流センター管理ニーズの多様化に対応

 ニーズウェル<3992>(東証プライム)は21日、2022年に同社が大手物流サービス会社に導入した倉庫管理システム「SmartWMS」について、顧客の物流センター管理ニーズの多様化に伴う、「SmartWMS」の機能追加を受注したと発表。

1.SmartWMSの特徴

 同社の倉庫管理システム「SmartWMS」は、入荷・在庫・帳票類の発行・出荷・棚卸など物流センター内の一連の作業をペーパーレスで実現するソリューションである。近年のEC市場の拡大などで、物流業界の人手不足や属人化といった課題が深刻化し、物流センター管理の効率化や生産性の向上が重要となっている。「SmartWMS」は現場運用に即した柔軟な対応を可能とし、物流現場の省人化・効率化を提供する。また、高度な分析機能で適材適所の要員配置を可能とし、生産性向上の見える化を実現していく。

2.機能拡張の概要

 同社が2022年に導入した「SmartWMS」は、TC1型(注1)の物流センターに対応した機能のみに限定した「SmartWMS」であり、今回の受注は「SmartWMS」が標準で搭載しているTC2型(注2)についての機能追加である。顧客からは、必要な時に機能拡張が可能な同社の「SmartWMS」に高い評価得て、受注に至った。

・主な物流センターの形態
注1.TC1型:取引先で配送先別に商品を仕分けて納品されたものを、配送ルート別に仕分けて配送する。
注2.TC2型:取引先から納品された商品を、物流センターで配送先別に仕分けて配送する。
注3.DC型:取引先から納品された商品を物流センターで一旦保管(在庫)とした後に、仕分けて配送する

3.SmartWMSの今後のサポート範囲と今後の展開

 「SmartWMS」は標準機能において、「TC型」「DC型(注3)」など、様々な物流センターの形態に対応が可能である。また、ピッキング方式も「オーダーピッキング」「トータルピッキング(摘み取り型)」「トータルピッキング(種まき型)」にも対応しており、様々な顧客ニーズに対応可能な倉庫管理システムである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る