大成建設と伊藤忠エネクス、国内建設現場で『軽油の代わり』に新燃料「RD40」を初導入

■公道走行も可能な新燃料が施工現場の課題を解決

 大成建設<1801>(東証プライム)と伊藤忠エネクス<8133>(東証プライム)は5月28日、軽油の代替として新たに開発された環境配慮型燃料「RD40」を、(仮称)本町四丁目プロジェクトの建設現場で初めて導入したと発表。RD40は、バイオ由来のリニューアブルディーゼルを40%含む燃料であり、建設機械や車両に使用することでCO2排出量を約40%削減できる。これは国内建設業界で初の取り組みであり、脱炭素化に向けた現場実装の重要な一歩と位置づけられる。

 伊藤忠エネクスは安定供給体制の構築として、大阪府貝塚市に拠点を設け、タンクローリーによる巡回給油サービスも開始した。RD40は法律上、軽油と同様の取り扱いが認められており、特別な申請や譲渡証なしで公道走行が可能である。軽油との混合使用もできるため、給油や移動の自由度が高く、建設現場での導入ハードルが低い点が大きな特長である。

 大成建設は施工時のCO2排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボン・コンストラクション」を推進しており、今回のRD40導入はその一環である。RD40は排ガス中のNOxやPMも軽油より低減でき、作業環境や周辺環境への影響も抑制される。今後、両社は関東圏を含む全国への展開を視野に入れ、脱炭素社会の実現に向けた技術と供給体制の整備を進めていく構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る