エンバイオ・ホールディングス、インドネシアの再生可能エネルギー事業に参入

ビジネス 万年筆 メモ

■インドネシアで水力発電事業を展開

 エンバイオ・ホールディングス<6092>(東証グロース)は9月22日、アラムポートの子会社であるAlamport Renewables Inc.(シンガポール:AR社)と資本提携を行うことを発表。AR社は、インドネシアにおける再生可能エネルギー事業のリーディングハブを目指しており、水力発電を中心とした案件などに関与している。エンバイオ・ホールディングスは、自然エネルギー事業の一環として、AR社を通じてインドネシアでのエネルギー開発案件に投資する予定で、日系企業との共同投資機会の創出や現地社会への貢献も視野に入れている。

 エンバイオ・ホールディングスは、AR社の増資72,745,400円(シェア49%)と償還権付優先株式593,840,000円を引き受けることになった。これにより、同社は自然エネルギー事業の100MW構想の達成に向けて一歩前進することになる。また、同社取締役2名がAR社の取締役に就任し、事業運営にも参画する予定。

 アラムポートは、2015年に設立されたインドネシアでの水力発電事業及びその他の再生可能エネルギーへの投資・事業開発を行う会社。同社は、インドネシアでの現地ネットワークや実行力を強みとし、コンサル・アドバイザリーやディベロッパー、投資家として多様な役割を果たしている。同社は、AR社を通じて水力発電地場ディベロッパーホールディングス会社への投資も行っている。

 同資本提携は、2023年10月に契約締結と増資実行が予定されている。本件が2024年3月期のエンバイオ・ホールディングス連結業績に与える影響は軽微であるという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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