27日上場のオカムラ食品工業は公開価格1680円の74%高まで上げ活況高

株式市場 IPO 鐘

■初値は2564円、生食用サーモンの養殖、加工、販売を展開

 9月27日新規上場となったオカムラ食品工業<2938>(東証スタンダード)は買い気配を上げ、取引開始から1時間半近く経過した午前10時28分に2564円(公開価格1680円の52%高)で売買が成立し初値をつけた。その後2929円(同74%高)まで上げ、11時を過ぎては2800円前後で売買され、活況高となっている。

 生食用のサーモンを軸として、養殖から加工、販売にいたる垂直統合型の事業を展開。本社のある青森県とデンマークに養殖場を置くほか、成長を続けるアジアの日本食需要に対応するため、海外卸売事業としてはシンガポール、マレーシア、台湾、タイに現地法人を置いている。シンガポール子会社においては、あらたな需要に応えるべく、サーモン加工工場の新設を進めている。設立は1971年8月。

 業績見通し(2024年6月期・連結、会社発表)は、売上高325億98百万円(前期比12.6%増)、営業利益19億49百万円(同38.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益12億34百万円(同48.4%減)、1株利益163円78銭を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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