レーザーテックは8か月ぶりに2万5000円を回復、10月から日経225採用、米金利低下など好感

材料でみる株価

■11日は証券会社が目標株価を5000円引き上げたと伝えられる

 レーザーテック<6920>(東証プライム)は10月11日、一段と出直りを強める相場になり、午前10時には5%高の2万5300円(1195円高)前後で売買され、約8か月ぶりに2万5000円を回復している。米国で追加利上げへの警戒感が後退し、金利低下を受けて半導体株などのグロース株の回復が強まっている上、11日朝は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーザーテックの目標株価を5000円引き上げたと伝えられ、買い安心感が広がった。

 また、同社株は10月1日から日経225種平均株価の構成銘柄に採用された。株価2万円台の値がさ株で、日経225種への寄与度、影響度の大きい部類に入ると見られている。影響度の大きい225銘柄は、株価指数先物家オプションとの間で行われる裁定取引やスプレッド売買などの影響を受けて不測の値動きを見せることがあるものの、日経平均が堅調な場面では値幅をともなって上げることがあり、11日朝は値幅妙味などへの期待が先行したとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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