メドレックスがストップ高、「リドカインテープ剤」米国で再申請を計画、急激に出直る

■米当局の通知内容を精査、追試なく指示に対応できると判断

 メドレックス<4586>(東証グロース)は10月11日、急激に出直って始まり、取引開始後にストップ高の127円(30円高)で売買され、そのまま買い気配となっている。10日15時、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬『MRX-5LBT(リドカインテープ剤、商標名Lydolyte)』について、米FDA(食品医薬局)から9月に受領した審査完了報告通知の指示内容を精査した結果、追加試験を行うことなくFDAの指示に対応できるとの判断に至り、再解析を進めて2023年内に再申請することを計画と発表し、注目が再燃している。

 同社株は、9月29日朝発表の業績予想の下方修正を受けて急落し、発表前日の250円前後から10月2日には110円まで下押した。下方修正の要因として「予定していた『MRX-5LBT』の承認取得が今期中には見込めないため、売上高が100百万円下回る見通し」を挙げていた。10月10日の発表は、申請に向けた仕切り直しになるため、ある程度の値戻しは期待できるのではといった期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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