新日本科学はシラスウナギの人工生産に成功が注目され飛び出すように急伸

■天然海水での安定生産に目処が立ち事業化めざす

新日本科学<2395>(東1)は9月16日、飛び出すような急伸となり、9時30分過ぎに12%高の793円(88円高)まで上げて年初来の高値を更新している。同日朝、「沖永良部島事業所で初めてのシラスウナギ人工生産に成功」と発表し、注目集中となった。

 発表によると、同社は2014年4月に鹿児島でウナギ種苗生産の研究を開始し、17年11月に世界で初めて「人工海水を用いた閉鎖循環システムによるシラスウナギ生産」に成功した。

 沖永良部島事業所では、先ず親ウナギの人為的な催熟を開始、今年春頃には孵化した幼生仔魚(レプトケファルス)が得られ、これらを継続して飼育してきたところ、今月で180日齢となり、全長50mmに達したレプトケファルスに変態を促したところ、シラスウナギを得ることに成功した。

 これによりシラスウナギを天然海水で安定的に生産できる環境構築に目処が立ったので、今後はシラスウナギの生産数を順次増やして行き、大量生産による事業化に向けた展開を図っていく。(HC)

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