朝日ラバーは出来高急増、丸紅情報システムズに製品採用され一時9%上げ活況高

■「やわらか保護カバー」、電子デバイス等をシリコーンゴムで覆い中身を保護

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は10月11日、一時9%高の592円(50円高)まで大きく上げ、午後は10円高前後で売買されているものの、出来高が急増し活況高となっている。同日、同社の『やわらか保護カバー』が丸紅情報システムズの『EnOcean IoTデバイス』に採用されたと発表し、注目が集まった。

 「やわらか保護カバー」は、電子デバイス等をシリコーンゴムで覆い中身を保護する筐体の役割を持つ当社独自の製品。保護する製品例としては、物の識別を行うRFIDや温度・照度等を計測するセンサ類、通信モジュールなど様々。

 一般的な通信デバイスは、樹脂製の筐体を使用している場合が多く、防水性や防塵性を付与させるため、筐体の隙間にパッキン等を嵌合する構造やラミネート加工により保護を行うが、水やホコリの侵入により通信性能が低下するなど使用環境が限定される課題があった。

 これに対し、「やわらか保護カバー」は、接着剤による接着方法に比べ高い防水性や防塵性があり、水や土・泥などがかかる作業環境でも安心して使用することが可能。また、シリコーンゴム製のため落下や振動といった衝撃に強いことに加え、耐候性にも優れており紫外線の強い屋外でも長期間の使用が可能となっている。2021年に展開した新製品になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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