ホンダと三菱商事、軽EVのバッテリー活用で新事業創出へ

ホンダ HONDA 7267

■軽EVのバッテリーをエネルギー源とする両社の協業

 ホンダ<7267>(東証プライム)と三菱商事<8058>(東証プライム)は12日、脱炭素社会に向けた電気自動車(EV)の普及拡大を目指し、両社の強みを活かしたサステナブルなビジネスモデルの構築に関する覚書を締結したと発表。具体的には、以下の二つの事業化について協議していく。

(1)バッテリーのライフタイムマネジメント事業=ホンダから2024年より発売予定の軽EVに搭載されるバッテリーを対象に、バッテリーモニタリング機能を高度化し、車載用から定置用への転用を通じてバッテリー価値最大化への取り組み。

(2)スマート充電・V2Gを通じたエネルギーマネジメント事業=電力の需給に合わせてEVの充電タイミングを自動制御するスマート充電や、EVに蓄えられた電力を電力網に供給するV2G技術を用いて、EVユーザーの電力コストを最適化するサービスやグリーン電力の提供。

 ホンダは、同取り組みを皮切りに、各地域のマーケット特性に合わせてカスタマーバリューの最大化とサステナブルな事業基盤の構築を目指していく。三菱商事は、産業横断的な新たなサービスの創出等に取り組んでいく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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