【株式市場】日経平均は558円高、3日続伸し2週間ぶりに3万2000円を回復

◆日経平均は3万2494円66銭(558円15銭高)、TOPIXは2342.49ポイント(34.65ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増えて14億7118万株

 10月12日(木)後場の東京株式市場は、前場続伸一段高だった半導体関連株が一進一退に転じ、好決算を受けて急伸したイオン<8267>(東証プライム)などの中にも売買交錯に転じた銘柄が見られた。一方、午前中に全個体電池での提携を発表したトヨタ<7203>(東証プライム)と出光<5019>(東証プライム)は一段高。前場小動きだった川崎汽船<9107>(東証プライム)も出直りを強め、住友商事<8053>(東証プライム)などの大手商社も一段と強含んだ。日経平均も一段ジリ高となり、大引けは558円15銭高(3万2494円66銭)まで上げて高値引け。3日続伸し、終値で約2週間ぶりに3万2000円台を回復した。

 ソニーG<6758>(東証プライム)も一段ジリ高となり、日本時間の今夜判明する米9月の消費者物価指数は鈍化との予想があるとされ利上げ後退要因に。三菱重<7011>(東証プライム)も一段ジリ高となり中東情勢の緊迫化やバリュー株人気の再燃期待などで反発。ギグワークス<2375>(東証スタンダード)は11日買分から信用取引規制がかかり同日は8日ぶりに反落したが「一次規制(最初の信用取引規制)は買い」のジンクスで人気継続。弁護士ドットコム<6027>(東証グロース)は裁判の判例データベース会社の子会社化による拡大期待が再燃とされ一段高で出直り幅を拡大。エヌ・ピー・シー<6255>(東証グロース)は大幅増益決算と一段拡大予想の業績見通しが好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増えて14億7118万株(前引けは6億6127万株)、売買代金も後場増加し4兆1766億円(同1兆9918億円)となった。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1317(前引けは1109)銘柄、値下がり銘柄数は465(同642)銘柄だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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