乃村工藝社は上期の売上高25%増など好感され戻り高値を更新、商業施設やテーマパーク・ホテルなどの施工好調

■2月通期の予想は据え置いたが期待強い印象

 乃村工藝社<9716>(東証プライム)は10月13日、始値の975円(60円高)を上値に伸びきれないものの、後場、13時にかけては4%高の950円(35円高)前後で売買され、約2週間ぶりに戻り高値を更新している。12日の夕方に第2四半期決算を発表し、連結決算(2023年3~8月・累計)の営業利益は前年同期の2.1倍の22億20百万円などと大幅に増加。注目し直す動きが強まっている。

 23年3~8月・累計の連結売上高は、大型商業施設の施工やテーマパーク・ホテル等の新装・改装が堅調に推移し、同25.3%増の595億16百万円となった。24年2月通期の予想は全体に据え置き、売上高は1240億円(前期比11.8%増)、営業利益は43億円(同38.1%増)。コロナ後の社会・経済活動の活発化を受けて大幅に回復する見込みで、大阪万博に向けた需要も加わるとの期待で注目する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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