【銘柄フラッシュ】エマージェンシーAが急伸し経営統合の横浜銀行も堅調

銘柄

 8日は、朝発表の4~6月の国内総生産・改定値などが意識され、ファナック<6954>(東1)が反落したまま前後場とも一段ジリ安となり3.9%安。11時にかけて中国の貿易統計が伝わると日経平均は軟調さを増し、ピジョン<7956>(東1)は中間決算が好調で通期予想を増額したが予想の範囲内とされ、中国市場に浸透している分だけ消費鈍化の懸念などが言われて13.1%安。日経平均は8月中旬以降の下げ相場で連日安値を更新した。

 横浜銀行<8332>(東1)は9月初旬に続いて東日本銀行<8536>(東1)との経営統合報道が伝えられ、後場はダレたが0.1%高。パイオニア<6773>(東1)は自動運転システムなどでの欧州企業との提携が好感されて8.4%高となり東証1部の値上がり率トップ。戸田工業<4100>(東1)はこのところ田中化学研究所<4080>(JQS)が次世代電極などを材料に動意が強いことなどが連想買いにつながったとの見方があり7.5%高。大王製紙<3880>(東1)は新株予約権付社債の発行などによる需給緩和予想から昨日まで5日続落だったためか自律反発とされて3.9%高。オプトホールディングス<2389>(東1)は中国ECモール大手との提携などが好感されて3.9%高となった。

 フライトホールディングス<3753>(東2)は好業績のマイナンバー関連株とされて11.4%高と続伸し、同じくインフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)も19.7%高。日本エマージェンシー・アシスタンス(エマージェンシーA)<6063>(JQS)は前週後半に医療渡航支援企業に認証されたことなどが好感されて2日連続ストップ高の27.9%高となり、GMOペパポ<3633>(JQS)は積極投資にともなう減額修正や自社株買いの発表が好感されて22.5%ストップ高。テラ<2191>(JQS)は昨日の樹状細胞ワクチン療法に関する発表などが好感されて19.1%ストップ高。上場5日目のベステラ<1433>(東マ)はまだ下げた日がなく16.1%ストップ高。メガネスーパー<3318>(JQS)は昨日発表の第1四半期決算が黒字化したことなどが好感されて9.3%高となり、インフォマート<2492>(東マ)は昨日発表の電子請求書プラットフォームの機能拡充などが言われて4.9%高と反発した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る