【株式市場】日経平均は381円高、後場は伸び悩むが上げ幅を保ち反発

◆日経平均は3万2040円29銭(381円26銭高)、TOPIXは2292.08ポイント(18.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し11億9118万株

 10月17日(火)後場の東京株式市場は、前場上げたアドバンテスト<6857>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)などが高値もみ合いに転じたものの堅調に推移し、自動車株も日産自<7201>(東証プライム)など値を消しながらも堅調で、大手商社株も伊藤忠商事<8001>(東証プライム)はじめ総じてしっかりとなった。ただ、中東情勢は気になるようで、日経平均は340円高の3万4000円をはさんで一進一退を続け、大引けも横ばい基調のまま前日の656円安から比較的大幅に反発した。


 後場は、日本郵政<6178>(東証プライム)が一段ジリ高となりメール便などの統合効果等期待され、ローツェ<6323>(東証プライム)も一段と強含んで2日ぶりに一段高となり引き続き四半期決算を受けて為替差益などに期待強い様子。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)も一段高となり10月2日から31日まで行う自社株買いの短期速攻性など期待。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は引き続きオンワードHD<8016>(東証プライム)グループ会社との提携など好感され本日の高値圏で推移。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は動画プラットフォームなどでの他社との連携など注目とされ一段ジリ高。ジェイドグループ<3558>(東証グロース)は四半期決算など好感され一段高。

 新規上場のケイファーマ<4896>(東証グロース)は、875円(公開価格は950円)で初値がつき、その後851円から955円で売買され、後場は一進一退の後終盤に伸びあがり980円まで上げて大引けは947円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億9118万株(前引けは5億7812万株)、売買代金は3兆1249億円(同1兆6078億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1362(前引けは1182)銘柄、値下がり銘柄数は411(同585)銘柄。(HC)

 東証33業種別指数は29業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、精密機器、不動産、電気機器、情報通信、その他金融、保険、繊維製品、機械、小売り、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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