【株式市場】米利上げ後退感からドル売り円買いが強まり日経平均は3日続落

株式

◆日経平均の終値は1万6936円38銭(38円07銭安)、TOPIXは1358.97ポイント(1.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億729万株

チャート5 17日後場の東京株式市場は、朝から強含んでいた円相場がクッキリと円高基調になり、トヨタ自動車<7203>(東1)などが軟調相場に転換。日経平均も下げに転じ、14時前には一時159円61銭安(1万6814円84銭)まで下押した。3日続落となった。

 ただ、これは米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果を受けて「円」と「日本株」を表裏一体的に売買する投機筋の仕掛けとの見方もあり、大引けにかけては大きく回復した。前場は高かった東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟化した。

 後場は材料株物色が強まり、ナカノフドー建設<1827>(東1)が業績上ブレ期待やチャート妙味などから出直りを強め、マネーパートナーズグループ<8732>(東1)は前場からのフィンテック(金融IT)関連株人気が強まり一段高。クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)は新スマートフォンアプリ発表などが好感されて出直りを拡大。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)は米国での特許確定などが好感されて3日連続ストップ高。上場2日目の昭栄薬品<3537>(JQS)は好業績や超低PERが注目されてストップ高。

 本日上場のアカツキ<3932>(東マ・売買単位100株)は9時12分に公開価格1930円を8%下回る1775円で初値がつき、その後1935円まで上げた。大引けは1802円。

 東証1部の出来高概算は22億729万株(前引けは9億1033万株)、売買代金は2兆2618億円(同9445億円)。1部上場1944銘柄のうち、値上がり銘柄数は872(同1559)銘柄、値下がり銘柄数は915(同274)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、建設、石油・石炭、銀行、卸売り、金属製品、機械、精密機器、小売り、などとなった。

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