マルマエは下値圏から出直る、半導体関連株高や中国の景気指標好転を受け注目再燃

■業績見通しは慎重との見方が少なくない様子

 マルマエ<6264>(東証プライム)は10月18日の後場、一段ジリ高傾向となり、13時30分にかけて8%高の1545円(113円高)をつけ、下値圏から出直りを強めている。半導体製造装置、FPD製造装置向けの高精度真空部品メーカーで、18日はレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株高が続伸基調となっていることや、午前中に発表された中国のGDP(国内総生産)や小売売上高、工業生産指数などが好調で中国景気への懸念が後退したこと、などを受け、買い直す動きが強まっている。

 業績見通しは慎重で、10月6日に発表した今期・2024年8月期の予想は、「上期は半導体市況改善見込まず」(決算補足資料)、売上高を70億円(前期比1.9%増)、営業利益を6.8億円(同20.9%減)などとした。株価はこれを受けて10月17日に2年ぶりの安値をつけた。ただ、調査筋には慎重過ぎるとの受け止め方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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