古野電気が一段高、業績予想の大幅増額に続き証券会社の「目標株価」も好感

■増額後の予想1株利益は142.45円、PERに割安感

 古野電気<6814>(東証プライム)は10月20日、一段高となり、午前10時を過ぎて4%高の1575円(60円高)まで上げて5日ぶりに高値を更新し、2008年以来の高値に進んでいる。10月16日に第2四半期決算と通期業績予想、配当予想の大幅な増額修正を発表して注目を集めたのに続き、岩井コスモ証券が17日付で目標株価を280円引き上げ1680円に見直したと伝えられ、買い安心感が広がる形になった。

 第2四半期の連結決算(2023年3~8月・累計)は10月13日付で増額修正を発表済みで、営業利益は前年同期の4.7倍となるなど大幅に回復した。今期・24年2月期の連結業績予想は、7月に開示した予想を営業利益で67%上回る見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は同80%上回る見込みに引き上げた。増額後の予想1株利益は142.45円。20日の株価はPER11倍ソコソコになり、割安感の強い位置との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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