サッポロHDは小幅だが上場来高値を連日更新、糖質・プリン体70%オフの新生ビールや投資ファンドの買い増し報道を材料視

■不動産株の側面も持ち、投資ファンド次第では材料含みになる期待

 サッポロHD(サッポロホールディングス)<2501>(東証プライム)は10月20日、午前10時過ぎにかけて5124円(114円高)まで上げ、上場来の高値を2日連続更新しながら売買活況となっている。17日に生ビールで初めて糖質・プリン体を各70%オフとした新商品『「サッポロ生ビール ナナマル』を全国一斉に発売開始し、期待が強まっている上、20日は「シンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズがサッポロホールディングス(HD)株を5・09%保有していることが19日わかった」(日本経済新聞10月20日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。保有目的は、純投資および助言・提案という。

 サッポロHDは酒類・飲料メーカーであると同時に不動産株の側面も持つ銘柄と位置づけられている。事業の幅が広いため、投資ファンドにとっては助言・提案の範囲が広いことになり、株式市場関係者の中には注目を強める様子がある。その一方で、投資ファンドは12月末の株主優待で「70%オフ」の新生ビールをもらいたいだけなのでは、と水を差すような類推もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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