日証金は次第に強含む、配当予想の修正(増配)と自社株買い拡大など好感

■9月中間配当は42円(従来予想比7円増、前年同期比25円の増配)に

 日証金(日本証券金融)<8511>(東証プライム)は8月5日、1円高(1463円)で始まった後次第に強含む相場となり、後場寄り後には6%高の1549円(87円高)まで上げて反発基調を強めている。前取引日・2日の15時に第1四半期決算と配当予想の修正(増配)、自己株式の取得枠拡大などを発表し、好感されている。

 同社では、株主還元方針として、「2023年度以降25年度までの間、配当および自己株式取得(自社株買い)の機動的な実施により累計で総還元性向100%を目指すこととし、配当については配当性向70%を目安に積極的な配当を行う」としている。業績推移が24年5月公表の試算値の想定を上回る水準となったため、配当と自社株買いによる株主還元を拡大することとなった。24年9月第2四半期末の配当(中間配当)は1株42円の予定(従来予想比7円増、前年同期比25円の増配)に増額し、2月期末配当も同42円の予定(従来予想比7円増、前年同期比12円の増配)に増額した。

 自社株買いは、取得上限株数を190万株(当初比20万株増加)に拡大し、取得総額は30億円(同4億円増加)に拡大した。取得期間は従来通りで2024年5月8日から25年3月31日まで。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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