【株式市場】前場の日経平均は170円安、中盤の安値から300円近く持ち直す

東京証券取引所

◆日経平均は3万828円59銭(170円96銭安)、TOPIXは2224.59ポイント(14.22ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は多少増加し7億6052万株

 10月24日(火)前場の東京株式市場は、業績予想を増額修正した富士急<9010>(東証プライム)が活況高となり、訪日観光客の回復効果に注目が再燃する形となって資生堂<4911>(東証プライム)、JR東海<9022>(東証プライム)、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)、エアトリ<6191>(東証プライム)などが堅調となった。ただ、半導体関連株や自動車、大手商社株などは総じて軟調。日経平均は朝寄り直後に210円71銭高(3万1210円26銭)まで上げ、ほどなく下げ相場に転じて中盤は447円88銭安(3万551円67銭)まで下押したが、前引けは300円近く持ち直した。

 吉野家ホールディングス<9861>(東証プライム)が続伸一段高となって上場来の高値を更新し、業績好調に加えて物価高を受けた節約関連株の見方。米金利や中東情勢の影響から相対的に遠い銘柄と理髪のキュービーネットホールディングス<6571>(東証プライム)、ラーメンの力の源ホールディングス<3561>(東証プライム)も堅調。マリオン<3494>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額が好感されストップ高。PLANT<7646>(東証スタンダード)は増配、自社株買い、消却など連日好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は多少増加し7億6052万株、売買代金は1兆9589億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は496銘柄、値下がり銘柄数は1101銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、空運、精密機器、陸運、小売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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