【株式市場】日経平均は742円高、米金利の据え置き予想など強まり後場一段と上げる

◆日経平均は3万1601円65銭(742円80銭高)、TOPIXは2310.68ポイント(56.96ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億4396万株

 11月1日(水)後場の東京株式市場は、日本時間の2日未明に発表される米国の金融政策決定会合FOMCの声明で利上げが見送られるとの予想が優勢のようで、主力株に一段と上げる銘柄がみられ、ホンダ<7267>(東証プライム)、ダイキン<6367>(東証プライム)、東京エレク<8035>(東証プライム)、川崎汽船<9107>(東証プライム)などが大引けにかけてジリ高となり、好決算への期待などから大林組<1802>(東証プライム)など建設株のにも一段ジリ高の銘柄がみられた。トヨタ<7203>(東証プライム)は14時前に四半期決算と業績予想の増額修正、自社株買いを発表し、水準を一段上げて活況高。日経平均は取引開始から14時過ぎまで上げ幅640円前後で一進一退だったが、大引けにかけては上げ幅を700円台に広げて大幅高の2日続伸となった。

 後場は、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)が一段ジリ高となるなどJR各社が業績予想の増額修正など好感され、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)も金利情勢など材料視されて一段ジリ高。王将フードサービス<9936>(東証プライム)も大引けまでジリ高傾向を続け業績予想の増額修正など好感。元気寿司<9828>(東証スタンダード)はストップ高買い気配のまま大引けまで値つかず。TDSE<7046>(東証グロース)は四半期決算内容の見方分かれるが寄り後に一段と上げる場面を見せて大幅出直り。メイホーホールディングス<7369>(東証グロース)は業績上振れ期待などで出直り幅拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は19億4396万株(前引けは9億7578万株)、売買代金は4兆8361億円(同2兆5320億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1308(前引けは1282)銘柄、値下がり銘柄数は328(同344)銘柄。

 東証33業種別指数は空運を除く32業種が値上がり(前引けは水産農林を除く32業種が値上がり)し、値上がり率上位は、輸送用機器、証券商品先物、海運、精密機器、倉庫運輸、電気機器、銀行、医薬品、電力ガス、その他金融、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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