【株式市場】日経平均は436円安、5日ぶり反落、直近大幅連騰の反動で一服模様

◆日経平均は3万2271円82銭(436円66銭安)、TOPIXは2332.91ポイント(27.55ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億9280万株

 11月7日(火)後場の東京株式市場は、引き続き日経平均が重く、中東の戦域がガザ地区以外にも飛び火する懸念が言われたが、直近4日間で2000円超の大幅高とあって上げ一服は当然との見方が正解の様子。正午過ぎに四半期決算を発表した旭化成<3407>(東証プライム)は急激に上値を追った一方、13時に発表した清水建設<1803>(東証プライム)は急激に軟化。14時に発表したNTT<9432>(東証プライム)は次第に軟化。14時に発表した不二サッシ<5940>(東証スタンダード)は上値を指向。前日発表のニッスイ<1332>(東証プライム)は急反発。日経平均は一段軟調に始まり、ジリ安傾向のまま大引け間際に457円55銭安(3万2250円93銭)まで下押し、5日ぶりの反落となった。

 後場は、14時に四半期決算と株式2分割を発表したノリタケカンパニーリミテド<5331>(東証プライム)が急伸し、ティラド<7236>(東証プライム)は前日に発表した業績予想の増額と株式償却が好感されて大引けまで終日気配値のままストップ高で推移。阪神内燃機工業<6018>(東証スタンダード)は四半期決算が好感されて朝方急伸した水準で値を保ち、ヒビノ<2469>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され一段ジリ高。AIAIグループ<6557>(東証グロース)は高業績が連日好感され3日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億9280万株(前引けは7億3546万株)、売買代金は3兆9299億円(同1兆9909億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は380(前引けは480)銘柄、値下がり銘柄数は1241(同1114)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けは4業種)が値上がりし、水産農林、鉄鋼、非鉄金属が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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