【季節の一枚】旧古河庭園

前週の旧岩崎邸に続いて元古河財閥の邸宅を訪れた。元々、明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だったものが古河財閥の手にわたり大正8年に今の建物に建て変わったという。

手掛けたのは岩崎邸を建てたのと同じイギリス人建築家のジョサイア・コンドルということだ。黒い石造りの洋館に白い窓が手前の洋風庭園と美しいコントラストを浮き上がらせている。洋風庭園は初夏には季節のバラがすばらしいとのことだ。この洋風庭園の向って左端を下りて行くと池をめぐらせた日本庭園が迎えてくれる。

前週、訪れた旧岩崎邸が建物が主役とすれば、旧古河邸は和洋の庭園が引き立つ印象だ。日本庭園は京都の作庭師・小川治兵平衡の手によるものという。

洋館のテラスの真っ白いテーブルで、チョコバニラのアイニクリーム(590円)をいただいた。庭園から吹いてくる心地よい風に目を閉じ、しばし財閥人になった気持ちを味わってみた。

32

33

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る