日清食品HDが上場来高値を更新、3分の2押しの水準で調整一巡、好業績を買う動き再び活発化

■12月着工予定で米国に3番目の生産拠点、25年8月に稼働開始

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は11月27日、再び上値を試す相場となり、2%高の1万5180円(360円高)まで上げ、小幅だが約2週間ぶりに上場来の高値を更新している。11月9日に発表した第2四半期決算が好調で、3月通期の連結業績予想の増額修正も発表した。株価は発表後4日間で1500円台まで12%値上がり。その後は調整に転じたが、急伸幅の3分の2押しの水準で下げ止まり出直ってきたため、再び好業績を買う動きが活発化したとみられている。

 四半期決算発表と同時に「米国日清」の新工場建設に関するお知らせも発表し、米国サウスカロライナ州グリーンビルに23年12月着工、25年8月の稼働開始予定で新工場を建設するとした。カリフォルニア州、ペンシルべニア州に次ぐ3番目の生産拠点になる。中長期成長戦略で、コア営業利益の海外事業比率を約45%とすることを目標としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る