WASHハウスは3日連続ストップ高、「トコジラミ」に加え「品貸し料10倍」で買い戻し殺到

■「トコジラミ」増殖など材料視して急伸、カラ売りも増え「株不足」に

 WASHハウス<6537>(東証グロース)は12月6日、買い気配を上げて一段高となり、午前9時27分にかけて気配値のままストップ高の510円(80円高、19%高)に達し、3日連続ストップ高となった。引き続き、「トコジラミ」増殖の報道を受けてコインランドリーの使用増加に期待が高まっている上、6日の売買から、「日証金、WASHハウ株の貸借取引にかかる品貸し料の最高料率を通常の10倍に、6日申し込み分:7日品貸し申し込み受付分から」(日本経済新聞12月6日付朝刊、マーケット総合)とされ、カラ売りや信用売りを行っている投資家の買い戻しが増える期待が加わっている。

 品貸料(しながしりょう)は、貸借取引で貸株残高が融資残高を上回る状態(いわゆるカラ売りが買いを上回る状態)になり株不足が発生した場合、その不足株数を証券金融会社が証券会社や生損保などから調達する際の料率。料率の引き上げは株不足の解消を目的として実施するが、カラ売りの投資家を委縮させるため、実施直後は手仕舞うための買い注文を招くことになりやすいとされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る