OpenAI、健康特化「ChatGPT ヘルスケア」発表、医療記録やウェルネスアプリを安全連携

■初期提供後、数週間以内にウェブ版とiOSへ拡大予定

 OpenAIは1月7日、健康管理支援に特化した新機能「ChatGPT ヘルスケア」を発表した。同機能は、電子健康記録やウェルネスアプリと安全に連携し、ユーザーが自身の健康情報に基づいた個別化された回答を得られる専用スペースとして設計されている。世界では毎週2億3000万人以上がChatGPTに健康関連の質問をしており、こうした利用実態を踏まえた展開となる。

■電子健康記録やウェルネスアプリと連携、医師260人が2年超かけ開発に参加

 同機能の特徴は、健康情報の保護に特化した多層的なセキュリティ体制にある。ヘルスケア専用の暗号化と隔離により、健康に関する会話は他の情報と分離して保存され、同社の基盤モデルの学習には使用されない。電子健康記録や、Apple ヘルスケア、Function、MyFitnessPalなどのアプリを接続でき、検査結果の理解、診察準備、食事や運動習慣への助言など、日常的な健康管理を支援する。医療記録へのアクセスは18歳以上に限定され、接続はいつでも解除可能だ。

 開発には2年以上をかけ、60か国で診療経験を持つ260人以上の医師が協力した。医師らは30の重点領域にわたり60万回以上のフィードバックを提供し、安全性や受診の促し方、情報の伝え方などを検証した。同社は医師作成の評価基準に基づく独自フレームワーク「HealthBench」を構築し、臨床現場の品質判断を反映した評価を実施している。同機能は医療従事者によるケアを補完するもので、診断や治療を目的としない位置付けだ。

 提供は少人数の初期ユーザーから開始され、数週間以内にウェブ版とiOSの全ユーザーへ拡大する予定である。電子健康記録の連携および一部アプリは米国のみで利用可能となる。順番待ちリストへの登録も受け付けており、利用開始後はカスタム指示の追加により、回答表現や機微な話題への対応を調整できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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