【株式市場】前場の日経平均は191円高、朝方の380円高から政治資金問題など受けダレ模様

◆日経平均は3万2983円37銭(191円57銭高)、TOPIXは2365.16ポイント(6.61ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億5353万株

 12月12日(火)前場の東京株式市場は、米金利の低下期待などからNY市場でダウと半導体株指数が年初来の高値を更新し、主要指数が3日連騰となったことなどが好感され、ソニーG<6758>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)などが上げ、味の素<2802>(東証プライム)なども高い。また、国内金利の現状維持観測などで三井不<8801>(東証プライム)、積水ハウス<1928>(東証プライム)なども高い。半面、円高のため自動車、鉄鋼、大手商社などは高安混在。日経平均は取引開始直後に380円33銭高(3万3172円13銭)まで上げ、午前10時頃までは上げ幅300円台だったが、前引けにかけてはダレ模様となった。政治資金問題を受け、国会閉幕後に動きがあるとされ様子見姿勢もあった。

 ジェイリース<7187>(東証プライム)が急激に出直り配当方針の変更・増配を好感。理研計器<7734>(東証プライム)は業績上振れ期待など言われて次第高となり上場来の高値。ギグワークス<2375>(東証スタンダード)は10月決算と今期予想が好感され気配値のままストップ高。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)も四半期決算と業績予想の増額など好感され気配値のままストップ高。壽屋<7809>(東証スタンダード)もテレビ朝日との提携が好感され気配値のままストップ高。

 新規上場のアウトルックコンサルティング<5596>(東証グロース)は1656円(公開価格は1800円)で初値をつけ、その後1666円まで上げる場面を見せて前引けは1393円。ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は2023円(公開価格1584円の28%高)で初値をつけ、2200円まで上げて前引けは2117円。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5353万株、売買代金は1兆7652億円。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は822銘柄、値下がり銘柄数は786銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、不動産、非鉄金属、電気機器、機械、その他製品、倉庫運輸、建設、証券商品先物、小売り、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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