【株式市場】前場の日経平均は125円安、円相場の急伸を受け輸出株など重い

◆日経平均は3万2801円15銭(125円20銭安)、TOPIXは2328.67ポイント(26.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し9億4779万株

 12月14日(木)前場の東京株式市場は、米金融政策決定会合FOMCの声明を受けて米国で2022年3月に始まった今局面の利上げ終了の観測や、NYダウの最高値更新を受け、朝方は東京エレク<8035>(東証プライム)が上場来の高値を更新し京セラ<6971>(東証プライム)も続伸スタートなど、「グロース」系の銘柄の上げが目立った。ただ、為替が急激な円高のため自動車株などは重く、円高歓迎のニトリHD<9843>(東証プライム)などは高いが、グロース系は次第に上値の重くなる銘柄が増えた。日経平均は朝寄り直後に194円20銭高(3万3120円55銭)まで上げたが、午前9時20分には軟調に転じ、217円58銭安(3万2708円77銭)まで下押して一進一退となり、前引けにかけては持ち直したが軟調なままだった。

 大日精化工業<4116>(東証プライム)やワークマン<7564>(東証スタンダード)が円高の追い風期待などで上げ、SANKYO<6417>(東証プライム)は証券会社による投資判断の引き上げなど受け急伸。ネオジャパン<3921>(東証プライム)は業績予想の大幅増額が好感され急反発。ホーブ<1382>(東証スタンダード)は青果物がXマスケーキ用に活況とされストップ高。上場5か月のナレルグループ<9163>(東証グロース)は10月決算と今期予想など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し9億4779万株、売買代金は2兆2717億円。プライム上場1661銘柄のうち、値上がり銘柄数は510銘柄、値下がり銘柄数は1108銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、サービス、金属製品、化学、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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