アドバンテストが戻り高値を更新、米国の利上げ終了観測を受け「グロース株」に買い安心感

■5日続伸基調、新製品や新技術の発表も相次ぎ期待継続

 アドバンテスト<6857>(東証プライム)は12月15日、5日続伸基調で始まり、取引開始後は7%高の4990円(325円高)まで上げて戻り高値を更新し、株式分割を調整後の上場来高値5593円(2023年7月31日)に向けて出直りを強めている。このところの米金利低下に加え、米13日のFOMC声明を受けて利上げ終了の見方が広がり、同14日はNASDAQや半導体株指数が6日続伸し、連動高の期待が続いている上、アドバンテストは7日に「NANDフラッシュ等不揮発性メモリ市場をターゲットとした3つの新製品」を発表するなど、新製品や新技術を相次いで発表していることも好感されている。

 米国の金融政策決定会合FOMC(米国12、13日)では利上げが3会合連続で見送られ、「利上げ終了を示唆」(ロイターニュース12月14日朝)などと受け止められた。半導体関連株は「グロース株」の代表格として、金利の上げ止まりや低下予想による相対価値回復への期待が強まり、買い安心感が広がっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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