ソフトバンクGは一時7%高、米Tモバイル株を無償で取得、「孫さんに1日遅れのクリスマスプレゼント」の見方

■一定期間内に一定価格を超えたら無償で取得との条件を26日達成

 ソフトバンクG(ソフトバンクグループ)<9984>(東証プライム)は12月27日、出直りを一段強める相場となり、前場7%高の6528円(429円高)まで上げて約2か月ぶりに6500円台を回復し、後場寄り後も6400円前後で売買活発となっている。26日の夜10時過ぎ、米Tモバイル社(T-Mobile US,Inc.)の株式48.8百万株(1.1兆円相当:1⽶ドル142.34円で換算)を無償で取得すると発表し、好感されている。Tモバイル社の株価が一定価格を上回った場合、無償でもらえる事前契約があり、これを米国26日に達成したもよう。株式市場関係者からは、「孫さんに1日遅れのクリスマスプレゼントが届いた」と好感する声が出ている。

 発表によると、ソフトバンクGは、2013年7⽉に米スプリント社(Sprint Corporation)を⼦会社化し、その後、20年4⽉にスプリント社はTモバイル社と合併し、その対価としてTモバイル株式及び条件付対価を受領した。受領した条件付対価は、一定期間内にTモバイル株式の価格が一定以上になった場合、契約に定められた株式を無償で取得できる権利。これに基づき、スプリント社の株式を無償で取得することとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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