湖北工業が年初来の安値圏から連日出直る、光技術を軸に次世代通信インフラを整備とされ期待継続

■今期は売上高12.5%増加、営業利益16.4%増加など見込む

 湖北工業<6524>(東証スタンダード)は5月26日、後場一段と強含む相場となり、14時にかけて7%高の1937円(130円高)まで上げ、年初来の安値圏から2日続伸基調となっている。海底ケーブル用光通信部品などで知られ、「総務省は23日、2030年までのデジタル分野の成長戦略を公表した」「海底ケーブルの供給能力を高めるほか、光技術を軸にした次世代の通信インフラを整備する」(日経電子版5月23日午後)と伝えられて同日午後から動意を強め、週明けも一段と強い値動きを見せている。

 5月12日に発表した第1四半期決算(2025年1~3月、連結)は、売上高が前年同期比4.3%増加し、営業利益は同5.5%増加した。生成AIの普及拡大やデータセンタ投資の活発化により「ファラデー回転子」の需給が逼迫する状況となったため、生産能力を順次増強するなどに取り組んだとした。12月通期の予想は売上高を前期比12.5%増加、営業利益は16.4%増加などとし前回予想を据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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