クレスコが配当性向を30%から40%に拡大、25年3月期の中間配当より適用

■24年3月期の配当は中間・3月期末各25円の年50円(前期と同額)を予定

 クレスコ<4674>(東証プライム)は2月5日の夕方、配当方針の変更を発表した。情報システムの土台となるプラットフォーム構築や事業・業務をデジタル化するアプリケーション開発、情報家電や車載機器などをコントロールする組込み型ソフト開発などを幅広く行い、プライム市場上場企業として、より一層の資本効率向上と持続的成長を図り、株主還元を強化すべく、現状の配当方針の見直しを行った結果、配当性向をこれまでの30%から40%に見直し、2025年3月期の中間配当より適用するとした。

 同社では、株主への利益還元を経営の重要課題と位置づけ、毎期安定した配当を実施している。今後も、その基本的な考え方を堅持したうえで、財務健全性を維持しつつ業績に応じた適切な利益還元を行う方針を継続し、「原則親会社株主に帰属する当期純利益の40%を目処に、継続的に実現する」とした。24年3月期の配当は、1株につき中間配当25円、3月期末配当25円の年50円(前期と同額)を予定する。

 同時に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・連結)は、前年同期比で売上高が9.0%増加し、経常利益は同21.4%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は同7.5%増加した。3月通期の予想は売上高8.5%増、経常利益4.6%増などを全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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