日本取引所Gが上場来の高値に進む、NY株最高値や日経平均700円高など好感

■米欧から対日投資割合を高める動き、中国からの資金シフトも

 日本取引所G(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は2月13日、一段高となり、4%高の3711.0円(149.0円高)まで上げた後も3700.0円前後で売買され、株式分割を考慮した上場来の高値を連日更新している。NY株高などを受けて日経平均が一段と上げており、相場の活況そのものが好材料になる銘柄として注目が強まっている。日経平均は一時737円34銭高(3万7634円76銭)まで上げ、1990年1月から2月以来の3万7600円台に乗った。

 NY株式市場ではS&P500種が9日に初の5000ドル台に乗り、12日にはダウが2日連続最高値を更新しNASDAQ総合指数は約2年ぶりに一時最高値を更新した。米系で国際分散投資を行う機関投資家などは、対日投資割合を高める動きが広がっているとされ、対日割合を現状維持にとどめたとしても、自国での運用資金が増えているため、振り向ける金額は拡大する形になっているもようだ。中国市場からの資金シフトもあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る