Jトラストグループのシンガポールでの訴訟相手企業に同国高裁が清算命令、相手に対し約182億円の判決債権を有す

ビジネス 万年筆 メモ

■相手企業は昭和HDの持分法適用関連会社

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は3月5日朝、Jトラストアジアがシンガポールの裁判所に提起していた損害賠償請求について、「開示事項の経過」を発表し、シンガポール高等法院が3月4日付で訴訟相手のGroup Lease Holdings Pte.Ltdの清算手続き開始を決定し、清算人を選任したことなどを開示した。

 訴訟相手のGroup Lease Holdings Pte.Ltdは、昭和ホールディングス<5103>(東証スタンダード)の持分法適用関連会社。Jトラストアジアは、シンガポールでの確定判決により、1億2447万4854米ドル(約181億73百万円、判決言渡し時のレート1米ドル146円で換算)およびこれに対する2021年8月1日以降の利息に係る判決債権を有しているとした。Jトラストグループでは、引き続き、損害の回収に最大限、努めていくとした。

 また、昭和ホールディングスも3月5日午前、「経過報告」を発表し、Group Lease Holdings Pte.Ltdは同裁判所に対し、会社清算の決定を不服として上訴する意向であると通知していること、清算手続きの同社グループへの財務的な影響は限定的であると考えているが、連結決算上の取扱い等については、監査法人とも協議のうえ会計処理を進めていくこと、などを開示した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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