シナネンHDが上場来の高値を更新、首都圏のマンションにシェアサイクル導入、環境配慮型の交通インフラを積極展開

■シェアサイクル「ダイチャリ」、貸し出し・返却拠点3400か所超で日本最大級

 シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は3月5日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前10時50分にかけて4405円(120円高)まで上げて約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。4日、「新築分譲マンションにシェアサイクル『ダイチャリ』を初導入」と発表し、期待が強まった。

 同社グループでは、シナネンモビリティPLUSが一都三県及び大阪府を中心にシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を利用したシェアサイクル「ダイチャリ」を運営しており、自転車の貸し出し・返却拠点であるステーションを3400か所超、自転車は1万2000台超を運営・展開し、日本最大級のシェアサイクル事業者となっている。

 そして、このたび、東レ建設株式会社・総合地所株式会社・京阪電鉄不動産株式会社・翔和建物株式会社の共同事業の新築分譲マンション「シャリエ朝霞グランフィールド」に「ダイチャリ」を導入することとなった。2月22日より運営を開始し、入居者にシェアサイクルという移動手段の選択肢を提供している。同マンションの最寄り駅である東武東上線朝霞駅周辺(駅から300m圏内)には、既に「HELLO CYCLING」のステーションが9ヶ所、124ラック設置されており、マンションと駅周辺の往来にもシェアサイクルを活用しやすい環境が整備されている。

 シナネンモビリティPLUSは、環境配慮型の交通インフラであるシェアサイクルの展開を通じて、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献を推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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