エクサウィザーズがストップ高、第⼀三共と実施するAI創薬で成果、中長期的に業績向上へ

■AIとSBDDの融合による新創薬アプローチの有用性を証明

 エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は3月19日、100円高(19.34%高)の617円とストップ高している。同社は3月18日、第一三共<4568>(東証プライム)との共同開発プロジェクトにおいて、AIを活用した創薬で重要な成果を発表した。約60億種類の化合物群から、難易度の高い標的タンパク質に対する有望なヒット化合物約400種を短期間で同定した。この成果は、AI技術と構造ベース創薬(SBDD)の組み合わせによる新たな創薬アプローチの有用性を証明するもの。

 両社は、2019年からデータ駆動型創薬の実現に向けた共同開発プロジェクトを開始し、AIやデータ活用の技術と製薬の専門知識を組み合わせることで、創薬の新たなアプローチを確立した。今後も両社は複数の標的タンパク質に対する共同研究を継続し、革新的医薬品の創出に向けて努力を重ねていくとしている。

 同件事業における成果が、中長期的にエクサウィザーズの業績向上に資するものと考えられている。当期連結業績予想は、売上高85億万円、営業利益2億9000万円、EBITDA6億万円となっており、前期連結実績と比較して改善が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る