【株式市場】前場の日経平均は49円安だが配当再投資への期待などで一時115円高、TOPIXは高い

◆日経平均は4万364円40銭(49円72銭安)、TOPIXは2781.22ポイント(3.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億4583万株

 3月26日(火)前場の東京株式市場は、前日に続いて為替介入への警戒感が漂い、NY株も下げたものの、3月期末の配当再投資の規模が過去最大の1兆2000億円に達するとの期待があるようで、円高にもかかわらず株価指数に影響力のある東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株に反発する銘柄がみられ、自動車株もホンダ<7267>(東証プライム)は小安く始まったあと上げに転じて堅調など一部を除き高い。NTT<9432>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)、第一生命HD<8750>(東証プライム)なども高い。日経平均は朝寄り後の105円69銭安(4万308円43銭)を下値に持ち直し、中盤に115円41銭高(4万529円53銭)まで上げる場面があり、前引けは小幅安。TOPIXは小高い。

 あみやき亭<2753>(東証プライム)が急伸し業績予想と配当予想の増額修正を好感。フリービット<3843>(東証プライム)は大手証券による目標株価の引き上げなどで急伸。ピクセルカンパニーズ<2743>(東証スタンダード)はデータセンター事業への進出などに期待再燃とされ一段高。ファンデリー<3137>(東証グロース)はアサヒビールの飲酒量コントロール提案との連係など好感され一時ストップ高。

 4銘柄が新規上場となり、JSH<150A>(東証グロース)は前場買い気配のまま778円(公開価格456円の71%高)と初値つかず。ソラコム<147A>(東証グロース)も買い気配のまま1532円(公開価格870円の76%高)。ハッチワーク<148A>(東証グロース)は2815円(公開価格2160円の30%高)で初値をつけた。その後3315円(同38%高)まで上げて前引けも3315円。L is B(エル・イズ・ビー)<145A>(東証グロース)は1553円(公開価格1188円の31%高)で売買が成立し初値をつけ、その後1600円まで上げて前引けも1600円。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4583万株、売買代金は2兆545億円。プライム上場1655銘柄のうち、値上がり銘柄数は843銘柄、値下がり銘柄数は735銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、鉱業、保険、倉庫運輸、機械、ガラス土石、不動産、電力ガス、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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