三菱ロジスネクストと鴻池運輸、トラックへの荷積み自動化の実証実験を完了、実運用を開始

■無人フォークリフトによる自動化

 三菱ロジスネクスト<7105>(東証スタンダード)と物流サービスなどを手掛ける鴻池運輸<9025>(東証プライム)と共同で、無人フォークリフト(AGF)によるトラックへの荷積み自動化システムの実証実験を完了し、3月から実運用を開始したと発表。

 近年、物流業界は深刻な人手不足と、荷物の増加による効率化の課題に直面している。従来のトラックへの荷積み作業は、フォークリフトのオペレーター不足や、トラックの滞留時間削減などの課題があった。

 今回開発された自動化システムは、AGF2台で所定の駐車スペースに停められた任意のトラックに荷積みを行うもの。変化する積載位置に応じてAGFが自らの判断で最適に稼働し、有人フォークリフト作業と同等の精度と時間で荷積みを行う。大型トラック1台であれば、15分以内に満載することが可能。

 三菱ロジスネクストは、今後も長年培ってきた技術力を生かした製品開発に取り組み、今回の自動化システムの改良と機能追加を行い、能力の向上を図っていく予定。この自動化システムは、物流業界の人手不足と効率化の課題を解決し、物流業界の未来を担う技術として期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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